肩こりと噛み合わせの関係性について
くに接骨院/整体院の院長です!
本日は現代人に多い肩こりと噛み合わせについてお話していきたいと思います!
肩こりは現代社会において多くの人々が抱える一般的な症状です。肩や首の筋肉が緊張し、痛みや不快感を感じることが多いですが、その原因は様々あります。
姿勢の悪さや運動不足、ストレスなどが原因となる場合も多いですが、最近では噛み合わせの問題が肩こりの原因となっていることも注目されています。噛み合わせ(咬合不全)と肩こりの関係性について詳しく解説していきます!
1. 噛み合わせと全身のバランス
噛み合わせは、口の中の歯がどのようにかみ合うかを示す言葉です。噛み合わせが悪いと、顎関節やその周囲の筋肉、さらには頭部や首、肩の筋肉にも影響が及びます。人間の体は一つのシステムとして機能しており、口元の噛み合わせがずれることで全身のバランスが崩れることがあります。
特に、顎の動きがスムーズでなくなると、顎周辺の筋肉が緊張し、それが首や肩の筋肉に伝わることで肩こりを引き起こす可能性があります。つまり、噛み合わせが悪いと、身体の他の部分に負担がかかり、肩こりを始めとした症状が現れることがあるのです。
2. 顎関節症と肩こりの関連
噛み合わせの問題が顎関節に及ぼす影響も大きく、顎関節症と呼ばれる症状を引き起こすことがあります。顎関節症は、顎を動かす際に痛みを感じたり、カクカク音がする、口を大きく開けにくいといった症状が特徴的です。この症状は顎の動きに関わる筋肉や関節に負担をかけ、その緊張が首や肩にまで波及することが多いのです。
顎関節周辺の筋肉と首や肩の筋肉は解剖学的に非常に近い位置にあります。したがって、顎の不具合が首や肩の筋肉に過度な負担をかけ、それが肩こりを引き起こす原因となることがよくあります。
3. 噛み合わせと姿勢の関連性
噛み合わせの問題は、姿勢にも大きな影響を与えます。例えば、噛み合わせが悪いために顎が前に突き出たり、下顎がずれることで、無意識に頭を前に突き出すような姿勢をとることがあります。このような不自然な姿勢は首や肩の筋肉に負担をかけ、肩こりや緊張型頭痛を引き起こします。
現代ではパソコンやスマートフォンを長時間使用することが増え、前傾姿勢をとりがちなため、噛み合わせが悪い場合にはその影響がさらに顕著になります。姿勢の悪化は、肩や首の筋肉の緊張を助長し、肩こりを悪化させる要因となります。
4. ストレスと噛み合わせ
肩こりとストレスの関係も見逃せませんが、ストレスが噛み合わせに与える影響もまた重要です。ストレスが溜まると、無意識に歯を食いしばる癖が出てしまうことがあります。これにより、顎やその周囲の筋肉に余計な負荷がかかり、結果的に噛み合わせが悪化することがあります。
さらに、歯を食いしばる行為は、顎関節やその周囲の筋肉に負担をかけるだけでなく、首や肩の筋肉も緊張させます。そのため、歯を食いしばる癖が長期的に続くと、肩こりが慢性化する恐れがあるのです。
5. 噛み合わせと肩こりの改善
噛み合わせの問題が肩こりの原因である場合、顎関節や顎関節周辺の筋肉を調整することによってその症状が改善されることがあります。具体的には、以下のような方法があります。
• 当院の施術
動きの悪い顎関節は左右どちらにあるか触診し、顎関節周辺の筋肉や表情筋の緊張バランスを見ながら筋肉や関節の調整を行い症状の改善をしていきます。
• 噛み合わせの調整
歯科医が患者の噛み合わせを確認し、必要に応じて微調整を行います。これにより、顎やその周囲の筋肉にかかる負担を軽減し、肩こりが改善することがあります。
• ナイトガードの使用
歯を食いしばる癖がある場合、就寝中にナイトガードを装着することで歯や顎にかかる負担を減らすことができます。これにより、肩こりの軽減が期待できます。
• 歯列矯正
噛み合わせが大きく乱れている場合、歯列矯正を行うことで改善を図ります。噛み合わせが正しくなることで、肩や首の筋肉の緊張が解消されることがあります。
6. 自己管理による予防と対策
歯科治療だけでなく、日常生活における自己管理も重要です。噛み合わせによる肩こりを予防するためには、以下のような方法が有効です。
• ストレス管理
ストレスが溜まると、無意識に歯を食いしばることがあります。リラクゼーションや適度な運動などでストレスを軽減することが、噛み合わせの悪化を防ぎます。
• 正しい姿勢の維持
姿勢が悪いと、噛み合わせに悪影響を与えることがあります。パソコンやスマートフォンを使う際には、できるだけ背筋を伸ばし、顎を引いた正しい姿勢を心がけましょう。
まとめ
肩こりと噛み合わせの関係性は密接です。噛み合わせが悪いことで顎や首、肩の筋肉に負担がかかり、それが肩こりや緊張型頭痛の原因となることが多くあります。また、ストレスや姿勢の悪さも噛み合わせに影響を与え、肩こりを悪化させる要因となります。万年肩こりや頭痛に悩んでいる場合、正しい噛み合わせを保つことで症状が改善することも沢山ございます。
☑片方の歯で噛むことが癖になっている
☑口を大きく開けた際に指が縦に4本分はいらない
☑歯ぎしりをしてしまう
☑えら張りが気になる
☑顔のフェイスラインが左右対称ではない
など。上記の内容が当てはまって肩こりや頭痛が頻繁にある方は要注意です。これって私かも?と感じた方は是非お気軽にお問い合わせくださいね。